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令和四年 新年のご挨拶

株式会社中島田鉄工所

代表取締役社長 中島田正宏

  

 

 新春を迎えるにあたり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は格別なご高配を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
 この数十年、「未来への投資」とばかりに誰もが疑うことなく強力に推進してきたグローバル化ですが、いみじくもコロナ禍によって物流・人流の両面で次々とその弱点が露呈したように感じております。同時に、以前から懸念されていた環境問題が、近年はいよいよ現実的な災害となって顕在化し始めました。
 こういった世界状況の急激な変化は、多少の困惑を伴いながらも、結果として人々が考える幸福論や未来への責任の観念までをも大きく変えたように思います。

 

 混沌としながらも、新しい価値観とともに時代は明らかに「ポストコロナ」に向けて動き始めました。特に働き方や生産性で他の先進諸外国に後れを取っている日本は、全く新しい「未来」に向かってその第一歩を踏み出すことになります。
 確かに難しいことですが、将来のことを考える時、この「未来」をより現実的で切実なものとして捉え、日常生活における価値観もしくは課題としてすでに身につけ、育ってきた次世代の人々の意見の中にこそ「最適解」のヒントが隠されているように思えてなりません。確かに、親から子へ、先輩から後輩へ、「順送り」が世代交代の大原則ではありますが、まだ誰も経験したことのない時代に飛び込む今こそ、残すべきものを若い世代に伝えつつ、上の世代はその若い世代からも真摯に学び、共に歩む姿勢を持つことが大切ではないかと思うのです。

 

  「すべての偉業は、最初はみんなができるわけがないと思ったこと」というトーマス・カーライルの言葉がありますが、このポストコロナ時代こそ、全く新しい可能性に向かいつつ、それを現実のものとするためにも一気に世代交代を推進する千載一遇の機会であるように思えてなりません。

 

 弊社は昨年、おかげさまで創業百十周年を迎えました。これもひとえに、長年に渡り弊社をご支援くださったたくさんの方々のおかげであると心より深く感謝しております。一方で、「更なる高みを目指すために、明日に必要なものだけを残し、あらゆる過去を捨てる」覚悟で、「将来を担う新しいリーダーによる、未来を語れる組織づくり」に着手し、改革を推進するとともに、ひとつひとつの業務や製品品質の課題に対し、目標を掲げ、真摯に、粘り強く取り組む所存です。今後とも倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
 末筆ながら、本年の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。